【ぐんまワンデー世界遺産パス】秋の群馬鉄道の旅Part4【上毛電気鉄道】
前回の続きです。
もともとは遠回りしていた両毛線を短絡する役割を担っていたこの路線。
開業当時(昭和3年)には桐生ー前橋間を最速で結んでいましたが、
現在では両毛線の方が速くて運賃も安く、もっぱらローカル輸送に徹しています。
そのためここ十数年は厳しい経営を迫られています…
この間台湾で脱線事故を起こしてしまったプユマ号の塗装をイメージしている車両ですね。(事故の影響で塗装変更とかはあるんでしょうかね…)
ちょうどこの駅で両路線が分岐していきます。
10:53、列車が到着
2両編成の700形電車。元京王井の頭線の車両を改造した車両です。いわゆる湘南顔と呼ばれる車両です。爽やかな青色で青空みたいですね。
今回上毛電気鉄道に乗ることにしたのは、上電に新型車両が投入されて700形電車が置き換えられる、という話を聞いたので、人のいない今のうちにさよなら乗車をするためです。気が早いですがねwといってもすぐに全部の車両が置き換えられるわけではなく、置き換えには何年かかかるみたいですがw
赤城駅では対向列車と交換。
この電車は1960年代に作られたので製造から50年以上経っています。
そのため老朽化も進んでいるみたいですね。新車を導入するのも頷けます。
上毛電気鉄道の名物、サイクルトレイン。2両編成のうち、後ろの車両に自転車を乗せることができます。普通、列車に自転車をのせる際には、袋に入れて別に手回り品切符を買わなくてはなりませんが、ここではそのようなことは不要。
自転車が倒れないように抑えるだけで自由に自転車を乗せることができます。
サイクリストには優しい鉄道会社ですw
赤城山の麓なので畑が広がっています。若干高原っぽい景色です。
ちなみ日本で裾野が綺麗な山ランキング第3位らしいですね。
列車は大胡駅に到着。
上毛電気鉄道の中心駅。車庫が併設されています。
車庫に停まっていたこの茶色い電車。デハ100型といい、製造されたのはなんと
昭和3年。製造されてから90年経過している、電車界の生きる化石ですw
よくある保存されているだけの動かない車両ではなく、イベントにあわせたまーに動いています。しかも一般の人も追加料金なしで乗車が可能。是非一度乗ってみることをお勧めします。
以前運行された時の様子です。
車内もかなりレトロ。木のつり革なんて残っているのはここぐらいですかね。
もっとも混雑は首都圏のラッシュ並みでしたがw
大胡から20分くらいで終点中央前橋に到着。
700形の2並び。この光景も数年後には見られなくなってるかも…?
改札を出て外へ。
駅舎。全面ガラス張りで近代的な感じですね。
ここから両毛線に乗って中之条を目指します。
続きます…