【ぐんまワンデー世界遺産パス】秋の群馬鉄道の旅Part2【わたらせ渓谷鐵道】

ルートはこんな感じ。
板倉東洋大前東武ー栃木ー両毛ー桐生ーわたらせ渓谷鐵道(大間々)ー間藤
たらせ渓谷鐵道ー運動公園/桐生球場前ー上毛電鉄中央前橋/前橋ー両毛・吾妻ー中之条ー・吾妻・両毛大平下
太字は路線名、下線部は今回の記事の区間です。

前回の続き。大間々を出発し、列車はいよいよ渓谷区間へ。
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車庫に止まっていたこれまた新潟トランシス製の車両。
これはわた渓の名物、トロッコ列車です。2両のうち1両は窓ガラスがないトロッコ仕様の車両となっています。一度乗ったことがありますが、外の風が車内に入って来て爽快でしたね~。

ここからは山登り区間
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だんだん車窓に緑が増えて来ます。

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この日は台風一過で快晴なのはいいんですが、川の色が汚い!w
今年の青春18きっぷ旅行といい、去年の青春18きっぷ旅行といい、こんなにも川の水に恵まれないのはなぜだろうか…
まあ晴れてくれればそれ以上は望まないんですけどねw

列車は神戸(ごうど)駅に到着。
兵庫の県庁所在地の駅、神戸(こうべ)駅と漢字が全く同じ。
相老駅とは違ってこちらは名前被りをどうにかしようという気は全くないんですねw
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この駅には元東武特急の”デラックスロマンスカー”こと1720系を使用した「レストラン清流」が併設されています。車内の設備はそのままなので、1720系の座席で料理をいただくことができます。自分は1度利用したことがあり、舞茸天ぷらそば的な物を食べました、おいしかったです。

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神戸駅大正元年にできた木造駅舎を使用しています。レトロですね。

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交換列車の到着後、発車。

神戸を出ると列車は草木ダム建設に伴う線路付け替え区間に入ります。
この区間では全長5km超えの草木トンネルに入ります。
単行の列車ががんばって登り勾配を登っていきます。
そのため神戸から次の沢入まで所要時間は11分ほどかかります。

トンネルを出ると渡良瀬川を渡ります。ここからは車窓左側に渡良瀬川が流れます。
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川の色が若干良くなって来たかな…
それにしても素晴らしい快晴、雲ひとつない青空です。
写真撮影にはもってこいの日でした。

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ホームの待合室がいい雰囲気を出している、沢入に到着。
次の駅からは栃木県になります。ぐんまワンデー世界遺産パスが使えるのもここまでです。もっとも、乗り越し精算をすればこの先も乗れますがね。

車内アナウンスによると、次の原向までの区間がわた渓でいちばん景色が良いそう。
しっかりとお目にかけることにしましょう。
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昔橋がかかっていたであろう橋台が。もっとも鉄道とは関係なさそうですが…
使われなくなった道路にも興味があるので、こういうのにはつい目が行っちゃいますねw

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おー!これはきれい!白色の石(みかげ石というらしい)と周りの深緑がマッチしてますね。川の色も良くなって来ましたねw

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この辺りがわた渓で最も山奥を走る区間です。車窓に人家は見当たりません。

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空の青、山の緑、石の白、絵になりそうな風景です。
この景色を見れば、わたらせ渓谷鐵道トロッコ列車を走らせたくなるのもわけないですね~!

絶景区間はあっという間に終わり、そろそろ終点の間藤に到着します。
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足尾銅山関係の工場でしょうか?
いまは使われていないっぽいですね。

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足尾町の中心部。
ここは日光市になるのですが、日光へは大きな峠を越えないといけないので、あまり日光と関わりのない地域です。(もっとも日光方面へのバスは出ていますが)

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足尾駅に到着。この広大なスペースに銅山の全盛期にはたくさんの貨物列車が停まっていたのでしょうか、いまではただ寂しい空間になっています。

そして桐生から約1時間半、間藤に到着です!(9:13着)
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結局終点まで乗っていたのは自分一人だけでした。

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降り立つと綺麗な青空。足尾銅山全盛期にはこんな綺麗な景色見れなかったんだろうなあ…なんて考えちゃいます。

ゆっくり駅観察をしたいところですが、列車の発車まであと7分しかありません。
いそぎます。
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間藤駅舎。結構立派ですが、無人駅。まあ地方の路線にはよくあることです。


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間藤駅は”時刻表2万キロ”などの著書で知られる宮脇俊三さんが国鉄路線完乗を果たした駅。北海道の超ローカル路線ではなく関東近郊の路線が一番最後なんて、灯台下暗しみたいな感じですねw


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ちなみに国鉄・JR時代はこの駅のちょっと先、貨物駅の足尾本山駅が真の終点でした。現在は廃止になっています。

やはり7分はあっという間。そそくさ列車に乗り込みます。
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もちろん車内の乗客は自分一人。
9:20、間藤を発車。ゆっくりと山を下っていきます。
続きます…