【日帰り旅行】冬のJR只見線・会津の旅Part2浦佐~只見【大回り乗車】

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今回の行程(ネタバレ防止のために一部白塗り)と、使用した乗車券。(なかなかインパクトの強い乗車券になりましたw)
栗橋ー古河間、6.5km、6分のところを、600km、17時間かけて巡る、超大回りの旅です。

前回の続きです。
しかし、私を待っていたのは、上越線の列車遅れにより、1日4本しか走っていない只見線の列車を逃すという冷酷な運命だった…(大げさ)

只見線の次の列車は13:11発までありません。
越後湯沢へ行って温泉入るか、去年の夏休みに乗った飯山線の未完乗区間に乗るか、小出へ行って、ぶらぶら散策してみるか…
色々な案が思い浮かびましたが、とりあえず電車が来ないことにはどうしようもないので、駅を出て見ます。
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上越線の線路。関東なら間違いなく運休レベルの雪ですね。
浦佐駅は”田中角栄が作った政治駅”とか”新幹線駅なのに何もないw”とか言われていて、あまりいい印象がありませんw

浦佐駅前に出てみましたが、案の定何もない。セブンイレブンがあるくらいなので、おとなしく駅に戻ります。

その後、駅に戻ると遅れていた上越線下り列車が来るとのアナウンスが。
とりあえず、只見線が接続待ちしていることに賭けて、この列車に乗って見ます。
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在来線ホーム、長大編成が停まれるホームは持て余し気味で寂しいです。

ホームに移動して2,3分すると
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長岡行きが来ました。30分ほど遅れての到着です。
8:10くらいに発車。

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浦佐意外と乗客が降りて行ったので、車内はがらんとしています。

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窓の外は真っ白。新潟の鉄道は雪には強いとは思いますがそれでもこの日の大雪には苦戦していたようです。

小出駅にまもなく到着。
車掌さんの乗り換え放送が始まります。すると、なんと7:58発の只見線が接続待ちしているとの案内が!!!
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30分前に行ったはずの只見線の列車がいたー!
浦佐駅の駅員さんが乗り換えるお客がいると指令に伝達してくれたのか、それとも元からどれだけ列車が遅れようとも接続待ちすることになっていたのか、どちらにせよ、行程はめちゃくちゃにならずに済みそうです、いやあ、よかった。

浦佐から10分ほどで小出駅に到着。急いで只見線ホームへ向かいます。
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キハ40気動車と今朝除雪してきたと思われるラッセル車が。見るのは初めてでした。

定刻28分遅れで小出を発車。(8:25くらい発)
2両編成の列車に乗客は7人ほど。かなり空いています。
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発車してすぐ線路は右側にカーブ。魚野川を渡ります。

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真っ白な雪原が左右にしばらく続きます。

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魚野川の支流の破間(あぶるま)川。
しばらく並走します。
去年乗った会津鉄道とは雪の量が段違いに多いですねw


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入広瀬駅周辺。この日は1mくらい雪が積もっていたようです。
どんどん雪深くなって行きます。

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大白川駅。
当駅発着の列車が1本設定されています。
そのためここから只見駅まで向かう列車はわずか3本のみとなります。

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綺麗なアーチ橋に雪が積もってますね。

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何もないように見えますが、実はこの下には国道252号線が埋まっています。
もちろん冬季期間は通行止めになります。
そのため冬季は只見町から新潟県に脱出する手段は只見線のみとなります。
只見線が超赤字路線なのに廃線にならないのは、これが理由です。

大白川ー只見間は、1971年に開通した比較的新しい区間
そのためこの区間は六十里越トンネル、田子倉トンネルの2本の長いトンネルで山を突っ切ります。この区間は20.8kmあり、列車は30分かけて進んで行きます。

六十里越トンネルを越えると福島県になります。
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六十里越トンネルと田子倉トンネルの間にある僅かな明かり区間
ちなみに以前この辺りには秘境駅として名高い田子倉駅がありました。

田子倉トンネルを抜けると
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福島県最西端の町、只見町の住宅が見えて来ました。

そしてついに、
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只見駅に到着。小出駅から70分ほど、28分遅れで到着です。(9:43頃着)
乗って来るお客さんが多くてびっくりしました、どこへ行くんでしょ。

只見駅会津川口駅間は2011年の豪雨災害で列車が走っていません。そのため、ここからは代行バスに乗車します。

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只見駅舎。駅名看板がレトロですね。
次は写真左側に写っている代行バスに乗ります。